今月の地平線報告会


※今月の報告会は23日(金・祝)18時から、いつもの新宿区榎町地域センター  4F多目的ホールで開催します。

※※※ 開始時刻がいつもより30分早く、18時となります。ご注意ください。 ※※※

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算538回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと503回目となります)。


2月の報告者は菌類・隠花植物専門の写真家で、糞土師として活躍している井沢正名さんです。


■今月の地平線報告会の案内(イラスト:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

野ぐその如き君なりき

  • 2月23日(金・祝) 18:00〜20:30 500円
  • 於:新宿区榎町地域センター 4F多目的ホール

「ウンコの探究の先に《しあわせな死》が見えてきました」と言うのは糞土師(ふんどし)の伊沢正名さん(73)。キノコやコケ等を撮影する日本有数の菌類専門写真家から53歳の時に転身。自然を搾取するばかりの現代人が食物連鎖の輪に戻る実践的な手段は野ぐそであるという哲学を提唱。半世紀に亘る毎日の野ぐそ行為を基に科学的な検証を重ね、「糞土思想」をこねあげてきました。

'15年にステージ3の舌がんを経験して死に直面。各界の著名人、一般人30名以上と死について対談をします(※)。死はウンコと同じと悟り、思考を深めました。病の後遺症なのか最近相次いで歯が抜けて、上の前歯6本のうち1本しか残っていません。「治療はしません。食べられなくなった動物は死ぬ運命(さだめ)。でも、命の循環の中にはいれると思うと、死が全然怖くない。糞土師としての良い死に様を見せられる機会だから、今からワクワクします」。

この2/10から始まる青森県立美術館のプロジェクト「美術館堆肥化計画」に60点の写真を提供するなど糞土活動も注目されています。今月は伊沢さんに、糞土思想をこんもりと語って頂きます!(※興味のある方はネットで「糞土師の対談ふんだん」を御参照下さい)


今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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