今月の地平線報告会


※今月の報告会は26日(土)午後2時からです。

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算532回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む)。

会場は先月と同じ、榎町地域センターで、午後2時からのスタートです。ご注意ください。


8月の地平線報告会は、26日土曜日、開始時刻は午後2時からです。今月も新宿榎町地域センター で開催します。今月の報告者は、イラク南東部の大湿地帯(アフワール)を旅した高野秀行さんと山田高司さんです。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

アフワール(大湿地帯)漂泊譚

  • 8月26日(土) 14:00〜16:30 500円
  • 於:新宿区榎町地域センター 4F多目的ホール

「湿地帯の旅がこんなに難しいなんて!」と言うのはノンフィクション作家の高野秀行さん(57)。'18年から始めたイラク南東部大湿地帯(アフワール)の旅は難行しました。最大で四国ほどの広さの湿原に集落も道路もなく、やっと舟を作っても迷路のような水路の上、渇水や治安の理由で出航できません。地元民の案内がなければ移動も難しいのです。

権力が数量で攻められないので、太古から「まつろわぬ民」が跋扈してきた湿原は、中国の古典「水滸伝」の舞台そのままでした。コロナ禍を挟んで今年まで全4回の旅に同行した川旅のベテラン山田高司さん(65)は「アフワールは南米やアフリカと較べて生物多様性は低いけど、人間との関わりがめっちゃ濃いんや」と言います。

旅の顛末を480頁に及ぶ「イラク水滸伝」としてこの夏上梓した高野さんと、その師と仰ぐ山田さんが今月登場。古代文明の輪郭を浮かびあがらせる謎のアラブ布「アザール」探しと、族長舟「タラーデ」作りの報告を交え、足掛け6年に亘るイラク・アフワールの旅を語って頂きます。


地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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