今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算531回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む)。
会場は先月と同じ、榎町地域センターで、午後2時からのスタートです。ご注意ください。
7月の地平線報告会は、22日の土曜日、開始時刻は午後2時からです。今月も新宿榎町地域センター で開催します。今月の報告者は、第63次南極越冬隊の隊長をつとめてこの3月に帰国された、法政大学教授の澤柿教伸(さわがきたかのぶ)さんです 。
開拓者でいたい!
「ストレスで20kg太りました〜」というのは第63次南極越冬隊('21/12〜'22/3)隊長の澤柿教伸(さわがきたかのぶ)さん(56)。南極氷床下の地形研究をテーマに、34次、47次、53次、そして今回と、4回の越冬隊経験を重ねてきました。 立山連峰を仰ぐ富山県上市町、浄土真宗のお寺の長男ですが、隣町に第一次南極越冬隊員がいて、幼少期から南極に憧れます。北大の地質物理学科から環境科学院に進み、大学院生の時に越冬隊に選ばれて「初めて人間になれた気持ち」でした。 63次の隊長に任命されて手本にしたのは、初回34次の隊長です。法政大社会学部の教授職で若者と接してきた経歴や、住職の父の影響も、32名の隊員をまとめる一助になりました。「開拓者」であることが澤柿さんの研究人生のモットー。トラブルもあったけど、隊員達からのサプライズ記念品にこの言葉が刻まれていたのが何よりの誇りです。 今月は南極越冬隊長の一年を語って頂きます。オモロイっす! |
|
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
|
|