今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算482回目の地平線報告会となります。
5月の地平線報告会は、28日の金曜日、開始時刻は午後6時30分からです。今月の報告者は、大学院生・五十嵐宥樹さん。ミャンマー(ビルマ)のカレン族が伝える「神の山」を探り当て、現在登頂を企画中の北大探検部員です。
地雷の向うの精霊の山
「現地でもほぼ知られていない謎めいた“聖なる山”なんです」というのは五十嵐宥樹さん(25)。ミャンマー東南部、カレン州とカヤー州の境に位置する神の山、トティコ(2623m)の探検を目指して準備を進めている、北海道大学の大学院生です。 故郷の福島県郡山市から雄大な自然に憧れて入学した北大で、ひょんな事から探検部へ。J.C.スコットの著書を読んで興味を持った東南アジアの少数民族を調べるうちに、20世紀初頭の宣教師の記録文献にミャンマーのトティコを“発見”します。 '16年に探検部の活動として現地に予備調査に入りますが、現地は長く紛争が続いた地域。まだ地雷の多数残り、ミャンマー人ですら容易に入域できません。現地での聞き取り調査では、山麓には山を守る17の神聖な村があるとか、山にある特別な植物を下界に持ち帰ると、翌日には消え失せるなどの不思議なエピソードも。 調査を進めるうちに、なによりも現地や在日のミャンマー人の人柄に魅かれるという五十嵐さんに、精霊の住む山の魅力を語って頂きます! |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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