今月の地平線報告会


※今月はいつもの新宿スポーツセンターで開催します。

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算481回目の地平線報告会となります。


5月の地平線報告会は、24日の金曜日、開始時刻は午後6時30分からです。今月の報告者は、紛争地や先住民社会などを撮影してきたフォトジャーナリストの長倉洋海さん。1989年以来、久々の登場です。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

マスードを巡るオデュッセイア

  • 5月24日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室

「亡くなってからも、ずっとマスードの背中を追ってるんだよね。懐古じゃなくて、常に新しい発見があるから」と言うのは写真家の長倉洋海(ひろみ)さん(66)。アフガニスタン抵抗運動の指導者として人望を集めたマスード司令官を長年に渡って追い続け、各国のどのジャーナリストよりも近くで写真を撮りました。長倉さんと同い年だったマスードの存在は、ただの被写体ではなく、男惚れした人物であり、長倉さんの人生をも映す合わせ鏡のようでした。

「人間に興味があって写真家の道を選んだ。マスードは何より人として魅力的で、考え方や生き方に『えっ!?』と度々思わせられる。その心にひっかかる感じを写すのが写真なのかも」と長倉さん。'01年にマスードが暗殺されてからは、彼に縁のあるシルクロードを撮り歩き、またエルサルバドルの難民キャンプを長期スパンで取材。シベリアの少数民族を訪ねるなどの作品を発表し続けています。

「旅を続け、写真を撮り続けていると、撮ったときにはわからなかったマスードの行動や言葉の意味がフッと分かる時がある。写真は次々といろいろなものが立ち表れてくる玉手箱のようなもの。おかげで今もマスードと新しい交流が続いているんです」。

今月は長倉さんに、写真家としてのオデュッセイア(長い冒険の旅)を語って頂きます。


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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