今月の地平線報告会


※今月から以前の会場、新宿スポーツセンターに戻ります。

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算480回目の地平線報告会となります。


4月の地平線報告会は、26日の金曜日、開始時刻は午後6時30分からです。今月は新宿スポーツセンター で開催します。今月の報告者は、滝野沢優子さん、中畑朋子さん、加藤千晶さんの三人です。自らの旅を振り返りながら、「平成の30年」を女性の視点で総括していただきます。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

うたかたのゆくえ

  • 4月26日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室
※今月から以前の会場、新宿スポーツセンターに戻ります。

「今じゃないと、この変化が見られないと思って、それまで全く意識していなかった社会主義国を見ようと飛び出したんです」というのはバイクで世界中を旅するライターの滝野沢優子さん。ボーランドから火がついた東欧革命の年、'89年のことでした。まだ旅人など皆無に近い東欧を2ヶ月走ったこの旅が優子さんのバイク人生の転機になりました。

その2年前の'87年、中国を起点にヨーロッパへ7ヶ月の一人旅をしていた中畑朋子さんは、平和で自由な雰囲気の天安門広場に感銘を受けました。一方で西ドイツから見たベルリンの壁の閉鎖的な印象も。'89年にはこの2つの場所が正反対の展開を迎えます。

「世の中ってこんなに変わるんだ」とショックを受けた中畑さん。日大探検部時代から通っていた地平線報告会で出会った行動者達からの刺激もあり、うつろう世の中で、自分にとって大切なテーマは何かを考えます。衣食住の「衣」に巡り合い、現在に至る染織家としての道を歩きはじめました。

日本では、'89年が明けて間もない1/7に昭和天皇が崩御します。マスコミではCMをはじめ一斉に自粛が始まり、歌舞音曲がはばかられる緊張した空気に世の中が包まれました。

当時小学校低学年だったかとうちあきさんは「世の中、こわい」と感じます。皆が一斉に同じ方向を向きはじめる同調圧力の不気味さへの恐怖心でした。社会の流れに安易に迎合したくない気持ちは、高校時代にはじめた野宿旅へと発露し、野宿仲間と共にサブカルチャーを面白がる現在の行動力につながりました。

'11年3月11日の東日本大震災、そして未曾有の人災である原発事故を経て、3人の行き方はさらに変化をします。今月は滝野沢、中畑、かとうの御三方を迎えての平成最後の地平線報告会。来し方行く末を自由に語っていただきます! 化学反応に乞御期待!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



to Home to Hokokukai
Jump to Home
Top of this Section