今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算476回目の地平線報告会となります。
12月の地平線報告会は、いつもと曜日、時刻と場所が違い、22日の土曜日です。開始時刻は午後1時30分から新宿歴史博物館で開催します。今月の報告者は、辺境カメラマンとして、また動物カメラマンとして、ドキュメンタリーの世界で大きな仕事をされてきた明石太郎さんです。
ヘンキョーに一瞬を待ちながら
「モンゴルで、狼が振り返る映像を撮るのに、3ヶ月待ったよ」。映画「白い馬」(椎名誠監督作品'95)の撮映エピソードを語るのはドキュメンタリーカメラマンの明石太郎さん。'70年代から、国内外の“辺境”で貴重な記録映像を撮り続けてきました。 秩父生まれ。製薬会社などのミクロの映像からキャリアをスタートし、「チェチェメニ号の航海(75)」、「北避に舞う(79)」等を手がけます。東北のマタギ猟を追った「又鬼(83)」でライフワークとなるテーマに出会いました。「動物と関わるヒトの営みは、残酷な場面も含めて生きることそのもの。それを赤裸々に伝えたい」と太郎さん。 「カメラマンは“取れ高”が勝負。欲しい“絵”が撮れるまでひたすら待つのは猟師や釣師と同じ。待つ間に相手の行動を読み、考え、工夫を凝らす。その時間が楽しいんだ〜!」 今月は明石さんに特別編集して頂いた代表作のダイジェスト版を上映しつつ、世界30ヶ国以上で経験された豊富な辺境撮映エピソードを語って頂きます。拡大3時間報告会をお楽しみに! (いつもと日時、場所とも違います。ご注意を!) |
新宿歴史博物館〒160-0008 |
二次会は、チベットレストラン「タシデレ」でおこないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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