今月の地平線報告会


2017年12月22日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算464回目の地平線報告会となります。


12月の地平線報告会は、22日(金)。開始時刻は午後6時30分から新宿スポーツセンターで開催します。今月の報告者は、河口慧海の足跡をたどってネパールのドルポへ通う、美容師の稲葉香さん。ベトナムやインド、アラスカなどの旅を経てヒマラヤを歩くようになるまでのお話。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

チベットのはしっこで縁を叫ぶ

  • 12月22日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室

「エカイのおかげで人生が面白くなったんです」と言うのは稲葉香さん(44)。明治30年に仏典を求めて、当時鎖国状態だったチベットに潜入した河口慧海。その足跡を辿る旅を'03年から続けてきました。「エカイはそのルートがカッコいい。西の果てからヒマラヤを越えて行くなんて、発想がスゴすぎ。しかもリウマチという難病を抱えてたんですよー」

香さんも同じ病を得ています。19才で発症。美容師として働き始めますが、激痛に苦しみ、非日常を求めて海外の旅へ。日本では知らなかった苛酷な環境でも逞しく生きる人々の姿に触発され、旅を続けます。29才のとき、植村直己さんに魅かれて訪ねたデナリ山で「もっと山の中に体を入れたい」と開眼。

ヒマラヤトレッキングをし、ネパールやチベットを調べる中で河口慧海と出会いました。「4000m、5000mを越えた世界の空気や風の流れが心も体も癒してくれる。エカイさんが痛みを押して歩けたワケがわかる気がします」。'16年には、ムスタン・ドルポ遠征隊を企画し、女性3名で慧海ルートを9割踏査しました。

今月は大阪から稲葉さんをお迎えし、人生と旅、チベットの魅力を語って頂きます!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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