今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算459回目の地平線報告会となります。
7月の地平線報告会は、28日(金)。開始時刻は6時30分から新宿スポーツセンターで開催します。今月の報告者は、太陽が昇らない北極の極夜のなかで80日間の探検をしてきた角幡唯介さんです。
極夜(きょくや)の彷徨
「闇のストレス、なのかな、なんか感覚が狂って、全然前に進まないんですよ」と言うのは、探検家でノンフィクション作家の角幡唯介(かくはたゆうすけ)さん(41)。北緯70度以北で起きる、一ヶ月以上も太陽が出ない天文現象“極夜”の時期に、人力でソリを曳いて歩いた旅をこう振り返ります。極夜という未知の現象に魅かれ、この数年極地に通い続けた末の計画実行でした。 '16年12月、グリーンランド北部の村シオラパルク(北緯77度)を出発。地元民の狩猟道を北上します。途上には食料デポも済ませ、準備は万全のはずでした。 しかし旅を始めてみると強烈なブリザード。デポはシロクマに荒らされて壊滅。位置確認の道具、六分儀もブリザードで失います。GPSを持たない主義の角幡さんはコンパスと星を頼りに彷徨うはめに。 「昼夜続く闇は想像以上に怖くて…面白かった」と角幡さん。食料も足りず、猟果も上がらず、唯一の相棒、グリーンランド犬のウヤミリックを食うしかないか…と追いつめられますが…。しかし、やがて極夜も明けます。一月末、約2ヶ月ぶりに目にした太陽は…!! 今月は角幡さんの80日間、500kmに及ぶ極夜の想定外な旅のもようを語って頂きます! |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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