今月の地平線報告会


2017年6月23日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算458回目の地平線報告会となります。


6月の地平線報告会は、23日(金)。開始時刻は6時30分から新宿スポーツセンターで開催します。今月の報告者は、ネパールの大震災で壊滅したランタン村に通い、復興のための支援を続けている貞兼綾子さん。2ヵ月の滞在を終えて、5月半ばに帰国したばかりです。現在進行しているゾモの飼育やチーズ作り、お寺の再建などのお話など。ゲストとして、5月の報告者で、学生時代にランタン村で貞兼さんのプロジェクトを手伝った、第57次南極地域観測隊越冬隊長の樋口和生さんにも来ていただきます。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

ランタンの希望のひかり

  • 6月23日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室

「行くたびに新たな展望が見えてくるのよ」と言うのは、チベット学者の貞兼綾子さん。ネパール中央部、ヒマラヤ山麓の小村、ランタン村に、この30年通ってきました。電気も無かった村に、小水力発電による電力自給システムを導入するなど、援助ばかりに頼らない自立支援《ランタンプラン》を続けています。

'15年4月25日におきたネパール大震災で、村は雪崩で人口の3割を失う被害を受け、一時期はカトマンズへの全村避難を強いられました。「外へ出たことがあらためて“ランタン文化”への帰属意識を高め、村の復興に向けた動機になっているみたい」と貞兼さん。

復興を急ぐあまり、危険なデブリ(雪崩堆積物)の上に家を建てる人も出るなど、安全面、環境面の問題は山積みではあるものの、ヒマラヤの被災地では最も早いペースで未来に向かって動き出しています。地元の伝統文化による産業復興を掲げて貞兼さんが立ち上げた“ゾモ・プロジェクト”も始動しました。

今月はこの3〜5月に2ヶ月間現地に入った貞兼さんを中心に、協力者の樋口和生さん、澤柿教伸さんを交え、現地の様子や、ランタンプランとは何かなどを報告して頂きます。


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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