今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算451回目の地平線報告会となります。
11月の地平線報告会は、25日(金)6時半から新宿スポーツセンターで開催します。今月の報告者は、『オリーブの丘へ続くシリアの小道で』を上梓した写真家の小松由佳さん。日本女性としてのK2に初登頂した植村直己冒険賞の受賞者でもあります。
一瞬に永遠を求めて
「世界中で人と出会う手段として写真を撮ってるような気がします。だから簡単に撮れるデジタルより、フィルムの方が好き」と言うのはフォトグラファーの小松由佳さん(34)。'08年に旅の途中で、内戦前のまだ平和だったシリアに入国しました。「多民族、多宗教が共存するフレンドリーな国でしたねー」と由佳さん。砂漠の美しさにも魅せられ、その後もシリア、イラク、イランなどアラブ圏の旅を続けます。 '11年にシリアの青年(後に結婚)と出会いますが、その春に内戦が勃発。平和がものすごいスピードで崩れていく様を目の当たりにしてきました。「あたりまえの日常の中にこそ、人の暮らしの本質があった。失ってみてあらためて気づきます」。 今年長男のサーメルくん(7ヶ月)を授かり、子育てをする中で、その思いは強くなりました。「人々の日常生活を切りとった一瞬の写真の中に、民族や文化を越えた普遍的な人間の姿が浮かぶ、そんな写真が理想ですね−」。 24歳でヒマラヤK2登頂を果たし、登山家としてキャリアをスタートした由佳さんが、如何に写真家への道を歩み出したのか。 今月は由佳さんの波瀾に富んだ道のりを語って頂きます。 |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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