今月の地平線報告会


2016年6月24日(金)

※今月の会場は新宿スポーツセンター2F大会議室

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算446回目の地平線報告会となります。


6月の地平線報告会は、24日(金)6時半から新宿スポーツセンターで開催します。報告者は、極地建築家の村上祐資(ゆうすけ)さん。第50次南極観測隊員で、現在有人火星探査訓練中。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

火星のジョーモン人

  • 6月24日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室

「もし火星に住むなら、大工さんもいない、十分な資材もない所でまず住居をどうやって作るのか? これ、極地と同じ課題なんです」と言うのは極地建築家の村上祐資(ゆうすけ)さん(38)。

旧石器時代の竪穴式住居に憧れて建築学の研究者になったものの、机上の学問に疑問を持ちます。現代において縄文人的アプローチで建築を考える場は宇宙だとヒラメキました。「宇宙は、縄文人にとっての森みたいのもの」と村上さん。研究室を飛び出し、宇宙の住居を考えるために南極越冬隊に参加。エベレストB.C.、シシャパンマB.C.などでの暮らしも体験しました。

現在は火星有人探査のための実験プロジェクト〔MARS160〕の7名のクルーに初の日本人として選ばれ、これから火星を想定した極地の閉鎖環境に160日間暮らすミッションを控えています。「宇宙をサバイバルの場ではなく、暮らしの場として考える発想転換が必要。極地建築家は、空間の設計だけでなく、時間とクルーの生活環境まで考える仕事です」。今月は村上さんに火星をめぐる冒険の話をして頂きます。乞御期待!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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