今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算441回目の地平線報告会となります。
1月の地平線報告会は、22日(金)6時半から新宿コズミックスポーツセンターで開催します(新宿スポーツセンターではありません)。報告者は、石井洋子さん。南三陸町で改造トラックで暮らす、元南極越冬隊員です。
焚き火サバイバル
「南極って、色彩にあふれているんですよー」というのは石井洋子(ひろこ)さん。第49次南極越冬隊に気象庁の気象観測員として参加しました。「刻一刻と変わる空の色は、日本では見たこともない多彩な色です。オーロラも出るし、白一色じゃないんです」。 帰国後、福島気象台駐在中に東日本大震災が起こりました。ちょうどロケットストーブの魅力にはまり官舎から戸建て住宅への引っ越しを3月12日に予定していた、その前日でした。荷造りは完了していたため、幸い被害は僅少。早速ロケットストーブを持って被災地支援に飛び回ります。ことのき出会ったのが、宮城県南三陸町の豊かな自然でした。「森と里と海が近接してて、生きる為に必要なものが全部あるんです。そして人のコミュニティがちゃんと生きてた」。 南極生活以来、自然に近い暮らしをしたいと思っていた洋子さんの心の琴線に触れた町でした。「助け合って生きるのは南極も同じ。でも環境は正反対。この街には火を焚く文化も生きていたし、私もこの仲間に入りたいと思った」。 洋子さんは仕事を辞め、2tトラックの荷台に住居を手づくりして、南三陸町に移住しました。「本当に欲しいものは自分で作らないと手に入らない」という洋子さんの目に映る被災地の豊かな暮らしを語って頂きます。 |
新宿コズミックスポーツセンター〒169-0072 いつもの新宿スポーツセンターは今年3月まで改修工事に入っています。新会場は、スポーツセンターの裏手、区立中央図書館の隣りです。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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