今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算434回目の地平線報告会となります。
6月の地平線報告会は、第4金曜日の26日(金)に、いつもの新宿スポーツセンターで実施します。今月も午後6時30分からの開催となります。
報告者は、風書家の月風かおりさん。Artist in Residence Programというアートイベントで、南極へ行ってきたお話です。
筆に含む南極の風
「ブリザードで三日間、エスペランサ基地に閉じ込められた時、あ、これが南極の風だってワクワクしました」というのは“風書(ふうしょ)家”の月風かおりさん。辺境の旅先で自然から受けるエネルギーを感じ墨で表現する作風を“風書”と名づけています。'02年にバイクで北米大陸を横断するツアーに参加した折に風書に目覚めました。 以来チベット、サハラ、パタゴニアなど世界各地の辺境で多彩な書の表現活動を実践してきました。「風土、風景、風貌など、目には見えないけどそこに有るものを、日本人は『風』という文字で表してきたんです。私は長年培ってきた書の技術で風を掴もうとしてるのかな」。 究極の辺境、南極に憧れた月風さんは、彼の地につながるかすかなツテを辿り、やがて国立極地研とのつきあいを始めます。そしてついに巡りあったチャンスが、アルゼンチン南極局が主催する、アーティストの為の公募プログラムでした。世界各国から選ばれた女性アーティスト七名の一人となった月風さんは、今年1/3〜2/4の一ヶ月、南極の風の声をききました。 今月は月風さんに風書の世界を案内して頂きます。南極の風はどのような墨跡を残したのでしょうか? |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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