今月の地平線報告会


2014年10月24日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算426回目の地平線報告会となります。


10月の地平線報告会は、第4金曜日の24日(金)に、いつもの新宿スポーツセンターで実施します。今月も午後6時30分からの開催となります。

報告者は、樫田秀樹さん。このほど『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』を上梓したフリージャーナリストです。地平線通信の元編集長。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

素朴なギモンの深層

  • 10月24日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター2F

「誘致に賛成して恩恵を受けるはずの地元から、“なんかヘン”という声が聞こえてきたんだよね」と言うのはジャーナリストの樫田秀樹さん(55)。夢の超特急と謳われるリニア新幹線計画に違和感を覚えたのは、実験線を受けいれた山梨県の不協和音を耳にした'99年頃でした。

マレーシアのサラワクで、先住民の声を軽視した森林大規模開発問題を長年追っていた樫田さん。このときも、大きな力に対して上がった小さな声が気になりました。「取材してみたら、一民間企業の計画としては非現実的に見えた。その後動きも沈静化したから忘れてたんだけど…」。'07年に「まさかの」リニア営業方針明記。以後JR東海は実現に向けて説明会等を開始します。

「これから30年以上にもわたり今の段階で9兆円かかる大プロジェクトなんだから、地元はもとより国民の合意をとるのが当然だと思う。それが全然できてないまま、耳をふさいで突っ走ってるように見える。どこか、原発と同じ匂いがするんです」と樫田さん。情報公開と意見交換をナゼしないの? 理があるなら堂々とすればいいのに? でも大手マスコミはこの素朴なギモンに共鳴していません。

この9月『悪夢の超特急リニア中央新幹線』を上梓した樫田さんをお迎えし、ジャーナリストとしての生き方とリニアの話を伺います。


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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