今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算407回目の地平線報告会となります。
3月の地平線報告会は、22日(金)に、いつもの新宿スポーツセンターで実施します。今月はいつもどおり午後6時30分からの開催となります。
報告者は、宮城県南三陸町志津川の中瀬町行政区の区長を務める佐藤徳郎さん。もう一度3.11とは何であったかを考えてみたいと思います。
究極のリーダーシップ
「日本人として生きていく上で、衣食住は最低限確保できるのがあたりまえですよね。でも被災地の現状はそんな基本的な事もできてないんです」と言うのは佐藤徳郎さん(61)。宮城県南三陸町志津川で菊とホウレンソウの栽培農家を営み、地元中瀬町地区の区長を務めている時に3.11で被災しました。 津波で壊滅的被害を受けて避難する際に、地区でまとまった移動を主張し、今も仮設住宅に地域のまとまりを持って暮らしています。「震災前は行政の連絡係くらいの意識しかなかったのが突然いろいろな事の即断即決を迫られる。自分の判断で良かったのか不安で眠れない夜が3ヶ月くらい続いたね」と徳郎さん。「家も土地も流されたのは辛いけど、人のつながりが切れるのが一番キツい。地域を一緒に避難させるのがオレの仕事だと思っただけ」。 そのつながりやボランティアの応援に支えられた徳郎さんが今、直面しているのは、高台移転の問題です。「地域の未来のことだから、臆せず進んで状況を変えないと!」。流されたのうちに代えて新たに土地を耕し、ホウレンソウの収穫もできるようになった今、腰をすえて課題をみすえています。 今月は佐藤徳郎区長をお迎えし、被災から2年を迎えた現地のライブな報告をして頂きます。 |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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