今月の地平線報告会


2012年12月22日(土)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算404回目の地平線報告会となります。


12月の地平線報告会は、22日(土)に、いつもの新宿スポーツセンターで実施します。土曜日のため午後5時からの開催となります。

報告者は、以前、南極での越冬の模様を報告してくれた岩野祥子さんと、元野蒜駅駅長の坂本雅信さん。坂本さんは、仙台〜石巻間を走っていた仙石線の復旧活動をはじめ岩野さんとも連携しつつ、東松島の復興に取り組んでいる方です。


■今月の地平線報告会の案内(絵:長野亮之介/文:江本嘉伸)

地平線通信裏表紙

約束の街の灯

  • 12月22日(土) 17:00〜20:30
  • ¥500
  • 於:新宿区立新宿スポーツセンター(03-3232-0171)

「ずっと行くって約束したから」と言うのは、復興支援ボランティアで宮城県東松島市に通い続ける岩野祥子(さちこ)さん。昨年の4月中旬頃、“アウトドア義援隊”スタッフとして現地入りしたのをきっかけに、自宅の奈良から月一度のペースで東松島市に通っています。

「阪神淡路大震災のときは、近いのに私はなーんにもしなかったんです。それをずっと負い目に感じていて」と祥子さん。支援の現場では2度の南極越冬隊員としての経験が役立ちました。「危険地域での作業だから、リスク管理は南極と同じなんです」。

まもなく一人の“おっちゃん”と出会います。「復興は10年単位のスパンがかかる。ボランティアをそういう覚悟で、忘れないできてくれって言われたんです。一見無愛想で、そんなこと言いそうにないおっちゃんなんだけど」。以来、この方との親戚のようなつきあいも含め、街は岩野さんの第二の故郷になりました。復興は端緒についたばかりとはいえ、ボランティアとして現地との距離の取り方に悩むことも。

今月は岩野さんの“約束の街”についてお話して頂きます。ゲストとして、東松島市の動脈だった仙石線野蒜(のびる)駅長だった坂本雅信さんをお迎えします。再興の市民運動にも関わる坂本さんに、現地の事情をおきかせ願います。乞期待!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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