今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算403回目の地平線報告会となります。
11月の地平線報告会は、23日(金)に、いつもの新宿スポーツセンターで実施します。祭日のため午後5時からの開催となります。
報告者は、森田靖郎さん。最近1か月ほどドイツに行き、森の存在に深く心を揺さぶられたそうです。そんなお話に、たぶん中国事情を織り交ぜて語っていただけると思います。
森に学ぶ“終わり方”の哲学
「フクシマのあと、ドイツがすぐに脱原発に向けて国民的合意ができたのは、森を人生の一部と考える宇宙観があるからやと思うんだ」と言うのは、ノンフィクション作家の森田靖郎さん。ドイツが決断できた理由を知りたくて、この秋一ヶ月間ドイツ各地を歩いてきました。 「ドイツ人は森(自然)と神とヒトが三位一体と考える。三角のどれが欠けてもダメ。だから長期に渡って自然を損なうリスクの高い原発は、たとえヒトにとってだけ有益でも、Noと言える。物事は始めるのは簡単。どう終わるかに真価が問われる。手に負えないモノを後世に残すなという倫理観が、彼等にはあると思う」と森田さん。 ドイツの三角に対し、日本は八方美人の“丸”、そして中国は右か左かのバランスを重視する“一本棒”と表現します。中国をはじめ各国で指導者が変わり、新たな価値観を模索する今、ドイツの森を歩いて価値観が変わったという森田さんのお話に耳を傾けたいと思います。 |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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