今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算396回目の地平線報告会となります。
今月はいつもどおり18:30から開始となります。
二次会はいつもの北京で。
2012年4月の地平線報告会は、27日(金)です。場所は、いつもの新宿区立新宿スポーツセンターで。報告者は、写真家でノンフィクション作家の桃井和馬さん。1月末からひと月歩いてきたラダックで見聞きしたことや福島の取材などを語ってもらいます。
くらやみの叡知
「闇って、想像力をかきたてる、とても大事な存在だと思うんです」というのは、フォトジャーナリストの桃井和馬さん。昨年3・11の半月後、闇でパニックになる日本をあとにし、かねて行きたかったラダック(インド・ジャンムー・カシミール集の一地域)を訪れました。水力発電しかない地域のため、冬期は電力供給が少なく、4、5時間/日しか電力がありません。闇は日常にあり、今も闇を畏怖する文化が残っていした。 「ラダックの庶民の暮らしを見ると、いかに僕等が自然のサイクルから遠くなってしまったかと実感します」と桃井さん。「彼らはそうした生き方を肯定的に捉えてる。大きな街ではレジ袋は禁止だし、太陽光発電にも積極的です」。そうした社会的な合意形成に、仏教が機能している面も大きいようです。「よい、思想面でのリーダーがいて、欲望をコントロールしている」というのが桃井さんの感想。一方で押し寄せるグローバリズムの圧力も大きいとか。 写真家として光と影を追求する桃井さんに、今月はラダックの闇について語って頂きます。 |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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