今月の地平線報告会


2011年1月28日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算381回目の地平線報告会となります。報告者は、「海のグレートジャーニー」を続ける探検家の関野吉晴さんです。


2010年1月の地平線報告会は、28日(金)


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

家船(パレ)に生まれて海に眠る

  • 1月28日(金) 18:30〜21:00
  • ¥500
  • 於:新宿区立新宿スポーツセンター(03-3232-0171)

「バジャウは一度も支配されたこともなく支配したこともない自由な民なんだ。でもしたたかで、海でしか生きられないんだ」と話すのは探検家の関野吉晴さん。フィリピン南西海域を生活の場とする漂海民、バジャウと出会ったのは、縄文カヌーで人類拡散の足跡をたどる旅の途中でした。海の遊牧民とも称されるバジャウ族の推定人口は約10万人。そのほとんどが定住化していくなか、関野さんの心に残ったのは未だに一生を海の上で過ごす十数家族百人余りの一団でした。

彼等はパレと呼ぶ家船で生まれ育ち、サンゴ礁の浅い海でナマコ、サメ、エイ、貝類等を採る漁撈採取が生活の基本。その存在は地域経済に組みこまれているものの、基本的に国籍は無く、学校にも行けません。海賊と警察双方からいじめられる立場です。

男女の仕事の差がないため性差別も少なく、平和主義です。「縄文号のクルーであるマグロ漁師達と全然違う文化なんだよね」と関野さん。そんな彼等も昨年からケータイを使い出し生活が激変しつつあるそうです。

今月は関野さんにバジャウについて話して頂きます! 写真も楽しみ!

「縄文カヌーの話は次の機会にします」


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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