今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算373回目の地平線報告会となります。
2010年5月の地平線報告会は、28日(金)。再び野元甚蔵さん(93歳)の登場です。1年前の報告会では、青春の日々から旅立ちを語るまでで終わってしまいましたので、今回はいよいよ核心部分のチベット入りの模様や戦後に故郷に戻られてからの日々をお話しいただきたいと思います。
ノムタイの宇宙 〜70年前のチベットからニッポンへ〜
日支事変さなかの1940年2月。モンゴル人になりすましてチベットのシガツェに滞在していた22才の野元甚蔵青年は、正体がばれそうな危機感を覚えて、ウジェンゾンという農村へ脱出します。中国政府の高官がチベット入りしたのが原因でした。当時、日本陸軍特務機関員としてチベット“潜入”中の野元さんの専門は農業研究。ウジェンゾンではチベットの農村生活をじっくり見すえつつも、緊張した日々を送りますが…。 今月の報告会では70年前のチベット文化の生き証人、野元さんを、昨年に続いて再度お招きし、前回語りきれなかったチベット体験をお話しして頂きます。また故郷、鹿児島に戻られてからの人生についても語って頂きます。この3月で93歳になられた野元さんを囲んで、堅苦しい会ではなく、参加者と自由なやりとりができる場にしたいと思っています。ふるって御参加を! |
新宿スポーツセンター〒169-0072 高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。 |
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今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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