今月の地平線報告会


2009年5月22日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算361回目の地平線報告会となります。


5月の報告会は22日(金)、18時30分から、新宿区立新宿スポーツセンターで。報告者は、70年前にチベットに潜入した、野元甚蔵さん(92)。以下は地平線通信354号に掲載された案内より。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

ノムタイがチベットで見たこと

  • 5月22日(金) 18:30〜21:00
  • ¥500
  • 於:新宿区立新宿スポーツセンター(03-3232-0171)

チベットの精神的指導者であるダライ・ラマ14世がインドに亡命して、今年でちょうど半世紀になります。そのダライ・ラマがまだ4才で、王としてラサに入城した'39年10月、一行の行列に遭遇した日本人青年がいました。野元甚蔵さん(92)です。

日本陸軍特務機関員として当時チベットに“潜入”していた野元さんは、鹿児島出身の農業青年でした。満州を経て、内蒙古でモンゴル文化を学び、ノムタイ(本を持つ人)という名を持っていた野元さんは、現地でたまたま特務機関から声を掛けられ、思いもよらなかったチベット行きを決意します。シガツェに向かう活仏の一行に混じり、モンゴル人になりきってチベットへ。農村部を中心に、チベット農業と周辺文化の貴重な見聞を広めました。時は太平洋戦争前夜。“伝説のチベット潜行”は現代史の貴重な証言です。

今月は鹿児島から野元さんにおいで頂きます。地平線報告史上最高齢の野元さんのおはなし、くれぐれもお聞きのがし無きよう。


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

四川料理店「成都」(せいと)

〒1690075
新宿区高田馬場1-4−21
03-3205-0068

早稲田通りと明治通りが交差する「馬場口交差点」そば。高田馬場駅から早稲田方面(東)に早稲田通りを進み、明治通りとの交差点(馬場口)を右折してすぐ。駅から7分ほど(約580m)。

新宿スポーツセンターからは、駅へ出ずに裏道から行きますので、そんなに時間はかかりません。

▼成都を紹介しているウェブページ(地図入り)

http://www.shop-i.jp/seito/
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13010896/

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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