今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算338回目の地平線報告会となります。
7月の地平線報告会は、27日(金)。18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。報告者はアフリカ5000キロ自転車ひとり旅をやった山崎美緒さんです。坊主頭で(実は付け髭は用意したが、坊主になったのはハプニングだった)ケニアから南アのケープタウンまで8か国を走りぬいた熱血女子大生(当時大阪外大スワヒリ語科生)の報告にご期待を!
満点バイク・アフリカ行
語学を志して大阪外語大に進んだ山崎美緒さん(24)が専攻したのは、アフリカ地域文化学でした。「高校の進路指導で、先生が『一番ありえない』といったのがアフリカ。それで俄然好奇心が湧いて」と美緒さん。スワヒリ語を学び、アフリカへの興味が増すにつれ、自分の目でかの地を見たい気持ちが募ったのは自然の流れでした。 せっかくなら、点ではなく線でつながる旅をしたい。それなら自転車で、と思い立った美緒さんは、まずリハーサルに日本一周を計画。はじめてのツーリングに、吉野家と大塚製薬のスポンサーを得て、2ヶ月で完遂します。そして'04年8月〜'05年1月に念願のアフリカへ。満点号と名づけたマウンテンバイクで走った5000キロ。ケニア〜南アフリカの間8ヶ国歴訪の旅でした。 あらかじめ走行予定コースをバスで下見した上、女性一人旅のリスクを軽減しようと、ジンバブエの床屋でベリーショートを頼んだら、なんと丸坊主に。おかげで(?)危険な目にも遭わずに旅を続けられました。感染症にかかり、麻酔なしで足の切開手術をしたマラウイでは、言葉もあまり通じないのに心をつくして世話をしてくれた宿の人達の善意に心打たれたことも。 旅の顛末を「マンゴーと丸坊主」という本にまとめた山崎さんのアフリカ紀行のお話をお楽しみに。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。
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