今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算335回目の地平線報告会となります。
4月の地平線報告会は、久しぶりの第4金曜日の28日(土)。18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。報告者は、日本の自然学校の草分けとして知られる「ホールアース自然学校」を1982年から育ててきた、代表の広瀬敏通さん。このほど「第2回エコツーリズム大賞」を受賞されました。以下は、地平線通信329号に掲載された案内より。(絵と文:長野亮之介)
本能のプラグ
「子供は、昔も今も全然変わっていませんね。条件や環境が違うだけ。原始的な、生きるエネルギーは必ず持っています。ちょっときっかけを作ってあげれば本能はよみがえる。大人も同じだけど、本能のプラグに点火するまで時間がかかりますね」というのは、『ホールアース自然学校』代表の広瀬敏通さん(56)。 '71年に大学を中退してインドへ旅立ちました。20代のほとんどをアジアで過ごし、後半はJICAの専門家に抜擢されて活躍します。帰国後、自給自足の暮らしを目指して富士山麓に移住。'82年から日本最初の自然学校を立ちあげ、今に至ります。自然の発するメッセージを「自然語」と表現。自然学校の目的は、自然語を話すようになることと位置づけ、様々なプログラムを提供しています。 「人生で一番影響を受けたのは、マハトマ・ガンジー」という広瀬さん。「自然学校は一種の運動体だけど、状況や参加者次第で自由に変わっていくもの」とも。今月は広瀬さんをお招きし、旅への思いや、昨秋第2回エコツーリズム大賞を受賞したホールアースの活動について話して頂きます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。
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