12月の地平線報告会は、23日(土)18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。今月の報告者は、自称“屋久島病のねこ”こと大阪在住の中島菊代さん。昨年、写真誌『きみの胸に火 灯しに行くよ』を出版した詩人でもあります。プロの三味線奏者車谷建太さんの演奏とのコラボレーションによる詩の朗読もあります。(絵と文:長野亮之介)
今月の報告会は23日土曜日(天皇誕生日)です。お間違いなく...
ネコの屋久詣で
「ある時、屋久島の森を歩いていたら、突然、目にする自然の中に自分の心がすーっと入っていくような感覚になったの。岩の気持ち、岩の気持ち、木の気持ちがわかるような気がした」というのは、詩人の“なかじまねこ”こと、中島菊代さん。5年前、何気なく訪れた屋久島に魅かれ、以来、通うこと28回。特定の場所に滞在するのではなく、毎回違う地域を訪れ、飽きることがありません。「もっともっと島のことを知りたくて」移住も考えたものの、事情でかなわず悶々としている時、冒頭の体験をしました。「それからかな、私にとって島は、詣でる場所になったような。」 屋久島に通い始めてから、詩や写真で気持ちを表現するようになったのも大きな変化でした。HPで発表した作品が、昨夏詩集として出版されています。(『きみの胸に火 灯しに行くよ』) 今月は大阪から中島さんをお迎えし、屋久島への思いを語って頂きます。プロの三味線奏者車谷(くるまたに)建太さんとのコラボレーションによる、詩の朗読も準備中。クリスマス・イブイブの一夜、「皆さんが暖かい気持ちを胸に抱いて会場を後にしていただけるような(中島さん)」報告会になるはずです。お楽しみに! |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。
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