10月の地平線報告会は、27日(金)18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。今月の報告者は、前半は映画「プージェー」の翻訳者三羽宏子さん、後半は元モンゴル大使の花田麿公さん。モンゴル建国800年の今年、三羽さんのモンゴル体験を中心に、草原の国のことを取り上げようと思います。(絵と文:長野亮之介)
八百年のうたかた
三羽(みつわ)宏子さんが「なんとなくピンときて」モンゴルを訪れたのは'95年。高校一年生でした。一週間のツアーで草原の国に一目惚れした宏子さんは「モンゴル人になりたくて」一時は高校を辞めて移住を考えたほど。東京外大のモンゴル語学科に進み、一年間の留学も経験しました。 「“水道”という単語も、概念さえ知らず、あたりまえのように川から水を汲む子供達と話していると、自分が当然と思っていた日本の生活のあやうさを感じちゃう」という宏子さん。現在は内視鏡メーカーに勤務。独自にモンゴルにも販路を拡げ、ビジネスでも関わるようになりました。 今年、建国八百周年を迎えたモンゴル。古(いにしえ)から変わらない草原のくらしがある一方で、民主化後の急激な変化も進行しています。 後半は、元駐モンゴル大使の花田麿公(まろひと)さんを混じえ、モンゴルの今について検証します。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。
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