今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算323回目の地平線報告会となります。
5月の地平線報告会は、26日(金)18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。報告者は、縄文丸木舟復元プロジェクト代表で、錐揉式発火法で世界最速5秒の記録を保持する大西琢也さん。以下は、地平線通信318号に掲載された案内より。(絵と文:長野亮之介)
火おこしのススメ
「火おこしは誰でもできる。自分で火を作ってみるとヒトの生活の原典が見えてくるんです」というのは、大西琢也さん(31)。キリ揉み敷き発火法の世界記録(5秒)保持者です。考古学を志し、学生時代、国内外の遺跡発掘調査をするうちに、縄文文化の奥深さにハマリました。様々な生活文化の源である発火技術を追求し、古今東西のあらゆる発火方法をマスター。さらに、多様な環境での火おこしに挑戦中です。 '03年にはキリマンジャロの五千米付近で火おこしに成功。一方で原日本人の海洋民族文化の解明を目指して縄文丸木舟復元プロジェクトを立ちあげます。航行実験で海上保安庁に阻止されて中断しましたが、原初的生活技術への興味はつのるばかり。現在はNPO邦人「森の遊学舎」を拠点に、国内外で実践的野外教育指導に奔走しています。 今月は大西さんに火おこしから見えてくる世界について話していただきます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。
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