今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算315回目の地平線報告会となります。
10月の地平線報告会は、28日(金)18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。報告者は、1994年からメコン川航下に取り組んできた農大探検部監督の北村昌之。以下は、地平線通信311号に掲載された案内より。(絵と文:長野亮之介)
天から海へたゆとうて11年
農大探検部を母体としたメコン川全流航下隊が活動を始めたのは'94のことです。チベット高原に端を発し、遥かな南シナ海へと続く一筋の流れは、想像以上の紆余曲折を隊に味わせます。 学術的な論争を呼んだ水源特定問題から始まり、中国内での許認可のトラブル。上流域では、あまりの水勢に航下を断念する場面も。世界各国が注目していた、全流初航下の一番争いでは農大隊が最有力候補でしたが、'04に無許可で決行したオーストラリア隊に抜けがけされました。 今年2月20日からの第5次遠征は、中国雲南省からインドシナ半島を下る最終ステージ。なくべく現地の舟を利用する「アジアン・スタイル」を意識し、竹筏、木製舟など3度も買い換えつつ海を目指しました。166日目、ついに海に辿り着くまでのてんまつは……。 すべての遠征に参加した北村昌之隊長に、11年に渡るメコン航下への思いを語っていただきます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。
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