今月の地平線報告会

2005年3月25日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算308回目の
地平線報告会となります。


 3月の地平線報告会(通算308回になります)は、25日(金)18時30分から。今月は、再びいつもの榎町地域センターに会場を戻して開催します。報告者は、10年がかりの「グレートジャーニー」を終えた関野吉晴さん。いまは「新グレートジャーニー」とでも言うべき新たな旅に挑戦中です。グレートジャーニーが、極北を克服して人類をテーマにしたのに対し、新グレートジャーニーは、海を克服した人類の足跡をたどる旅、と言えるかもしれません。軸となるテーマは、「日本人のやってきた道」。すでにモンゴル、シベリアなどで得意の「寄り道」を重ね、新たな境地を拓きつつあります。[江本嘉伸](以下は地平線通信304に掲載された案内:絵と文・長野亮之介)


地平線通信裏表紙

極天の幸(さち)

3月25日(金曜日) 18:30〜21:00
 ¥500
 於:新宿区榎町地域センター(03-3202-8585)


「美しいけど、とても人が住めるとは思えなかったよ。オレ寒いのキライだし」と関野吉晴さん。93年、南米に向かう機窓から眺めたシベリアの印象です。「いざ行ってみると人がいっぱいいる。なんでだろう?」。

昨年からスタートした、グレートジャーニーの枝道を伸ばす旅で、再度シベリアに立った関野さんは、極北の民を支える自然の幸を目のあたりにします。地域によって海獣、魚介類、多様な狩猟獣、そしてトナカイ。衣食住の必需品であり、換金商品であり、交通手段ともなる幸を、ヒトは巧みに利用し、厳しい環境に適応していました。今年一月から二月に訪れたカルチョのウリチ族からは、とりわけ「トナカイのすごさ」を学んだそうです。

今月は関野さんの登場。モンゴル−極東シベリア−間宮海峡横断までの旅をタテ軸、極北の幸見聞録をヨコ軸に、お話をして頂きます。乞御期待。



地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。



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