今月の地平線報告会

2003年5月30日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算285回目の
地平線報告会となります。


今月の地平線報告会は、30日(金)です。ここしばらく続いていた箪笥町区民センターではなく、同じ新宿区の公共施設の「榎町地域センター」に会場を移して実施します。どうぞ、お間違えのないよう。

報告者は、農大探検部OGの小久保純子さん。昨年秋に訪れたアイスランドの氷河洞の話をしていただきます。早稲田大学探検部の丸中太郎さんによる、ギアナ高地での報告も後半に用意しました。若いケイバーたちによる世界を舞台にした洞窟探検の模様を、たっぷりと聞いてみたいと思います。以下は、地平線通信282の案内より(長野亮之介)。

氷河のトンネル
「井戸のような竪穴の中は、氷がまっ青でまるで海の底。入口から吹き込む雪が、マリン・スノーみたいでした」と語るのは、農大探検部OGの小久保純子さん。昨年9月、ヨークルヘイマル(アイスランド)で発見したグレイシャーケイブ(氷河洞)の印象です。

5つの大学やクラブの合同隊『アイスランド氷河洞窟プロジェクト』に副隊長として参加した純子さんの動機は、“未知への挑戦”でした。ケイビング歴5年の彼女ですが、氷河洞ははじめて。世界的にも氷河洞探検の記録は少ない。情報が少ないほど燃えるタイプの小久保さん。目標は大きく、目的地の氷床厚いっぱいの「400mのタテ坑発見」でした。手探りで見つけ出した氷河洞を前にした彼女の反応は、「えーっ! ホントにあるんだあ!」でした。

45日に渡る氷河上での生活やアイスランドの様子など、小久保さんの未知との遭遇を報告して頂きます。

※後半、早稲田大学探検部の丸中太郎さんから、ギアナ高地でケイビングに挑戦した遠征の模様を紹介していただきます。


以前からお伝えしているとおり、地平線報告会は昨年からしばらくのあいだアジア会館を離れ、流浪の旅に出ています。今月の会場は、ここのところ慣れ親しんだ箪笥町区民センターではなく、同じ新宿区の公共施設「榎町地域センター」。地下鉄東西線の早稲田駅のほど近く。早稲田通りと外苑東通りが交差する弁天町交差点にある交番のすぐ裏手です。神楽坂駅や牛込柳町駅もさほど遠くありません。

会 場:榎町地域センター(東京都新宿区早稲田町85 〒162−0042/03-3202-8585)
       営団地下鉄東西線:早稲田駅 徒歩7分
       営団地下鉄東西線:神楽坂駅 徒歩10分
       都営地下鉄大江戸線:牛込柳町駅 徒歩10分
       営団地下鉄有楽町線:江戸川橋駅 徒歩14分
       都バス(白61)新宿西口→練馬車庫:牛込保健センター前下車
       公式地図はこちら:http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/261500enoki/senterindex.htm
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円


地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越しください



to Home to Hokokukai
Jump to Home
Top of this Section