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2002年6月2002年6月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算272回目と273回目の
地平線報告会となります。
4月に引き続いた先月の2回目のグレートジャーニー報告会、お話のほうはとりあえずゴールのラエトリの「足跡」にまで触れていただけたのに、いざスライドが始まると南米との比較をはじめ、 1枚の写真にグレートジャーニの9年間の思いが次々と湧いてきて、やっぱりゴールにたどり着けませんでした。でも、せっかく組んだスライドのセットなので、まだ崩さずに持っていてくださっているそうです。というわけで、25日の火曜日に、ドクトル関野(関野吉晴さん)が再登場。今度こそ、ゴールへ!(どうもサッカーの観過ぎか?)
さらに27日の木曜日には、石川直樹君のもつ世界7大陸最高峰最年少登頂記録を更新したばかりの東大スキー山岳部の山田淳君と、本格的な登山を始めて1年たらずでエヴェレストのノースコルまで登ってしまった斎藤豊さん・真理さんご夫妻に登場していただきます。山田君についてはもうみなさんおなじみ(昨年7月の261回地平線報告会)ですが、斉藤夫妻は昨年7月に松本市で開催された「エコアルプス・イン松本」というイベントの「エコ弁当コンクール」で見事「最優秀」を獲得。その賞品として、なんとラッセル・ブライス氏から「ノースコル割引到達資格」を授与されます。そこで、山田君を山の師匠と仰いでトレーニングに励み、この5月26日、7000メートルの高度を克服してお二人でノースコルへと到達しました。
会場はどちらも、最近おなじみとなった牛込箪笥区民センター。5階の広い会場ですので、どうぞみなさん、お誘い合わせのうえ、お越しください。地平線会議は会員制ではありませんので、いきなりふらりと会場にいらっしゃってもだいじょうぶです。予約などはいっさい不要です。二次会もあります。
以下は、地平線通信271号の案内より(文と絵・長野亮之介)。
奇跡のゴール
グレートジャーニーファイナル
人類発祥の地アフリカからユーラシアを経て南米大陸南端までのルートを全て人力で遡行するプロジェクト「グレートジャーニー」がスタートしたのは、'93年12月5日。シーカヤックによるビーグル水道横断から始まりました。それから9年。5万キロの旅の終わりは、乾いた大地を踏みしめるゴールでした。
絶妙のタイミングで国境を抜けられたのは奇跡的でしたが、日本のパスポートの神通力を実感する旅でもありました。もちろん強力なサポーターなくしてはとうてい実現できなかったことは、言うまでもありません。
2回にわたってお送りしたグレートジャーニー報告会ですが、今月はいよいよファイナル。2回聴いた人は必見の3回目。まだの人は、一番オイシイところをじっくりと味わってください。
6/25(火) 18:30〜21:00
Jun. 2002
¥500
牛込箪笥区民センター(03-3260-3677)
都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅真上
エベレストの握り方
今月5月17日、エベレスト登頂を果たした山田淳(あつし)さんは、23歳と9日。七大陸最高峰最年少登頂記録を更新した日でした。8300mのテントから、6時間弱のハイ・スピードでピークを踏んだあと、なんと山頂でパソコンを操作したとか。
その9日後、山田さんを師と仰ぐ斎藤豊(30)・真理(29)夫妻がノースコルに立ちました。夫妻の山行は、「エコ弁当コンクール」に優勝した賞品だったというのが、なんともユニーク。大陸最高峰を7つのオニギリで表現した作品が評価されての受賞でした。
なんでオニギリがエベレストにつながるのか? そもそもそのコンクールの正体は? すべては会場で明らかに。山田さんと斎藤夫妻の握った栄冠のヒミツをお楽しみに!
6/27(木) 18:30〜21:00
Jun 2002
¥500
牛込箪笥区民センター(03-3260-3677)
都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅真上
以前からお伝えしているとおり、地平線報告会は今年からしばらくのあいだアジア会館を離れ、流浪の旅に出ています。今月の会場は、新宿区の「牛込箪笥区民センター」。地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅の真上なので、アクセスは抜群。地下鉄東西線神楽坂駅からも徒歩10分、大久保駅と新橋駅を結ぶ都バス(橋63)の牛込北町バス停もすぐ近くです。☆会 場:牛込箪笥区民センター(東京都新宿区箪笥町15番地 〒162−0833/03-3260-3677)
都営地下鉄大江戸線:牛込神楽坂駅 A1出口徒歩0分
営団地下鉄東西線:神楽坂駅 2番出口徒歩10分
都バス(橋63)大久保駅〜新橋駅:牛込北町バス停下車(大久保通り沿いです)
公式地図はこちら:http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/261400tansu/annaizu.htm
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越しください。
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