今月の地平線報告会

2001年1228日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算266回目の
地平線報告会となります。



今月の地平線報告会は、28日の金曜日です。いよいよ、22年間余にわたってお付き合いいただいたアジア会館の2A会議室とも、これでお別れ。ということで、今月はアジア会館への感謝の意を込めて、スペシャルバージョンでやってみたいと思います。

メインゲストは、1979年10月の第2回報告会以来、6回目の登場となるフリージャーナリストの惠谷治さん。自身の足跡とこの20余年の世界情勢の推移を重ね合わせながら、地平線会議の来た道を振り返ってくださるそうです。

後半は、創設メンバーから最近活躍してくれている10代の参加者まで、地平線会議をこれまで支えてきた「世話人」たちにひとことずつしゃべってもらう、フリートークの交流会を予定。9時以降、そのまま1階の食堂での忘年会に雪崩込みたいと思います。2A会議室になつかしい思い出のある人も、まだアジア会館は未体験という方も、ぜひ地平線の原点を確かめに来てみてください。


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 最前線のメカニズム
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 惠谷治さんがはじめてアフガニスタンに入ったのは、1980年2月。ソ連軍侵攻の2ヶ月後でした。ゲリラ組織に従軍し、最前線を歩いた3ヶ月間の体験は、ジャーナリスト惠谷治のテーマに影響を与えました。現場には強烈な人の生き様がある。その背景には、争いを誘発するメカニズムが横たわる。「マクロなものほど見えづらいけどな、ジャーナリストは両方の視点を持たないとアカン」と惠谷さん。

 アフリカ、ソ連東欧、北朝鮮など常に紛争地に飛び込んできた記録は、地平線会議でもこれまで5回報告していただきました。今月1日に緊急出版された「アフガン山岳戦従軍記」では、同時多発テロを見る惠谷さんのミクロとマクロの視点がまとめられています。
 20年来ウォッチングしてきたアフガン情勢に向ける視点と、同じく20数年かかわってきた地平線会議への思いを、今月は惠谷さんに語っていただきます。

 なお周知の通り、これまでのアジア会館の姿は今月で見納め。23年に渡って地平線会議の最前線だった会場に敬意を表し、後半は歴代地平線を支えてきたゲストを交えてのフリートークの予定です。ふるって御参加下さい!!
(二次会は21:00から。同会館1F食堂にて。¥ワリカン)


会 場アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
1979年9月から毎月欠かさず、第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。



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