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2001年11月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算265回目の
地平線報告会となります。
映像・写真・音を使った楽しい会が期待できそうです。もちろん、ほかの報告会ではとうていしゃべれないような、村山さん自身の旅の軌跡も語ってもらう予定。どうぞお楽しみに!
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遥かなるブラーフィの調べ
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村山和之さん(37)がはじめてその歌を聴いたのは、日本のTV番組でした。イスラム神秘主義といわれるスーフィーの祭りで紹介された「ラール・メーリー・パトゥ」。60年代に全インドで大流行した曲です。そのにぎやかで魅力的な音楽の源が、パキスタン南西部のバローチスタン地方。叙事詩に魅かれてインド通いをしていた村山さんの耳は、このインダス河西部の地域に向かいました。
89年、バローチスタンの中心地、クエッタ訪問。ここで出会ったのがブラーフィ民族です。パキスタン独立(1947)以前はカラート王国を築いていた遊牧の民。彼等の男気と、豊かな音楽性に惚れた村山さんは、彼等の民謡曲からブラーフィの世界観を探ることをテーマに、フィールドワークを続けています。
クエッタ留学中(92〜95)は、民謡のカセットを聞きまくる「夢のような時間を過ごしました」という村山さんに、イスラム世界の多様な側面を語って頂きます!(※村山さんは現在和光大学非常勤講師)
☆会 場:アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
1979年9月から毎月欠かさず、第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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