今月の地平線報告会


2001年525日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算259回目の
地平線報告会となります。



今月の地平線報告会は、25日の金曜日です。報告者は、チベット研究家として知られる貞兼綾子さん。『チベット研究文献目録 1877〜1977』(亜細亜大学アジア研究所・1982/04)と『チベット研究文献目録 2 1978〜1995』(高科書店・1997/03)は、チベット研究者に欠かせない基本文献として、高い評価を得ています。今回は、ヒマラヤ山麓のチベット系住民をすべて訪ね歩いた体験を核に、チベット文化とご自身との長い関わりを語っていただきます。(以下は、地平線通信258の案内より・絵と文:長野亮之介)


ヒマラヤの顔

 ネパールヒマラヤ山麓には、約13のチベット系少数民族が暮らしています。貞兼綾子さんは、あまり知られていなかった彼らの文化を訪ね、一帯を歩き尽くしてきたチベット民族学者。'74年にヒマラヤ山系のランタン谷を初めて訪れて以来、貞兼さんはネパールのチベット世界に関り続けてきました。

 英国の探険家が「世界で一番美しい」と評した渓谷の最奥にあるランタン村は、標高3500m。人口500人。'86年からは、支援プロジェクト「ランタンプラン」の代表として、村の自立を応援してきました。渓谷の流れを利用した水力発電を試作。「1ボルトの豆電球が点いたとき、村の心にも灯がともったのよ」と貞兼さん。

 今月は貞兼さんに、ヒマラヤのチベット文化の魅力を語って頂きます。


会 場アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
1979年9月から毎月欠かさず、第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。



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