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2000年12月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算254回目の
地平線報告会となります。
スコッチの民俗学
「スコッチを知れば、スコットランドの風土が見えてくる。イギリスという国も、ケルト文化も浮かびあがる。ひいてはヨーロッパ文明がわかってくる。スコッチは、僕のフィールドワークの道具なんだ」というのは、土屋守さん(45)。スコッチウィスキーの研究では世界屈指のジャーナリスト。
学習院大学探検部時代はザンスカールをフィールドにしていた土屋さんは、地平線第7回報告者でもあります。87年、33歳で、絶好調期の『フォーカス』誌記者の地位を捨て、新天地を求めて渡英。ロンドンで情報誌の編集長をしていた時に、取材対象としてスコッチと出会います。
意外にもロンドンのパブでは、ほとんどウィスキーが飲まれていません。本場スコットランドではじめて知ったシングルモルトウィスキーの味は、土屋さんの知的好奇心を直撃しました。「スコッチは、職人の技+環境から生まれる酒。自然環境のバロメーターといってもいい」と土屋さん。
今世紀最後の地平線は、土屋さんにスコッチの魅力をたっぷり語っていただきます。なんとシングルモルト3種のテイスティング講座あり。乞御期待!
☆会 場:アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
1979年9月から毎月欠かさず、第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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