今月の地平線報告会

(以下は、地平線通信250に同封された案内チラシです。制作・丸山富美+長野亮之介)


川に流れて川を喰う
〜アマゾン・ナイル・アムール……そして奥会津伊南川〜

案内チラシ表四大文明が川の流域に興ったように、川と共存する知恵が文化を生み出したとも言えます。漁場、用水、交通路、そして遊びと憩いの場として、ヒトの生活を支えてきた川には、耳を傾けるべき物語が、まだたくさん秘められているはず。

秋の一日、川を愛する旅人たちが南会津の伊南(いな)村に集います。ナイル河から、アマゾン河から、アムール河(黒竜江)から届けられる見聞録は、村を貫く只見川水系の伊南川の物語に合流し、21世紀につながる新しい流れを創るでしょう。乞う御期待!

会場となる伊南村は、桧枝岐村に隣接し、中央を南北に流れる伊南川沿いの山村。パネルディスカッションの舞台となる「大桃の舞台」は、昭和40年代まで農民歌舞伎に使われていた国指定重要有形民俗文化財です。明治28年に再建されたこの貴重な建物でのイベント開催は、画期的な試み。

舞台に上がる語りべをはじめ、村に集まる旅人たちは、「地平線会議」の仲間です。
「地平線会議」は、冒険や探検を志す仲間たちのネットワーク。日本人の創造的な旅の記録を残すことを目的に、1979年8月に発足しました。主に東京で開催してきた毎月一度の『旅の報告会』は今回の伊南村で250回を数えます。また報告記録集「地平線から」は別冊を含めて9冊刊行。すべて有志の手弁当で運営しています。


プログラム

◆9月23日(土)

15:00……オープニングセレモニー
      地元の久川城太鼓・久川城子ども太鼓演奏

16:00……【地平線報告会】(司会:長野亮之介)
    『川に流れて 川を喰う』[山田高司+賀曽利隆+森田靖郎+星寛]
     〜アマゾン・ナイル・アムール……そして奥会津伊南川〜

19:30……交流会【地平線まつり】〜小豆温泉せせらぎオートキャンプ場
    【地平線オークション】『世界を旅した人々からの逸品』

◆9月24日(日)は、自由行動です。奥会津・伊南村での時間をお楽しみ下さい。

◆参加費:\3500[報告会・宿泊(キャンプ場)・交流会費・温泉入浴料・24日朝食・昼食]

報告会のみ参加 \500(民宿へ宿泊ご希望の方は別途ご相談下さい)


申し込み・問い合わせ

地平線報告会伊南村実行委員会事務局:丸山富美(伊南村役場 企画振興課内)
TEL:0241-76-7715/FAX:0241-76-2979
E-mail:

連絡先:福島県南会津郡伊南村大字古町字舘跡998 伊南村役場内

裏面の用紙にご記入の上、9月15日までに、FAXor郵送で事務局までお送り下さい。
E-mailでの申し込みも受け付けます。



案内チラシ裏∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   2000.09.23.24
―――――――――――――
 地平線報告会 in 伊南村
―――――――――――――
   SEPTEMBER
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

〈登場人物紹介(パネラープロフィール)――川に流れて川を喰う人々〉

星寛(ほし ゆたか)
1928年、福島県南会津郡檜枝岐村生まれ。漁師(山椒魚採り)曲師(曲輪職人)。昭和21年ごろから『山椒魚採り』を生業とする。冬期間の仕事として昭和45年ごろから曲輪づくりを始める。曲師として伝統工芸を継承しながら、梅雨時期の約3週間は山椒魚を採る。毎年5月末から山椒魚の産卵時期に、自らの沢に罠を仕掛けて採る。源流の沢と山のつながりを感じて生きた半世紀。奥会津の山河の恵みを知る長老である。

森田靖郎(もりた やすろう)
1945年、神戸生まれ。ノンフィクション作家。アジア・アメリカを中心に、文化人類学的フィールドワークを続けている。近年は特に中国人社会を裏で支える「幇(ばん)」という社会のシステムの考察が主なテーマ。近著に「東京チャイニーズ」(講談社)、「上海特電」(小学館)など。取材の傍ら国内外各地で釣りを楽しんできたが、8年前から源流の魚釣りに凝っている。趣味が高じて TV番組制作も。「アジアの大河 黒竜江編」(NHKスペシャル)ではチョウザメ釣りに挑戦。さかなを見れば文化が見えてくると語る。

賀曽利隆(かそり たかし)
1947年、東京生まれ。食文化研究家・バイクジャーナリスト。世界各地に足跡を残すライダーである。二十歳のアフリカ一周を皮切りに、国内外のバイクツーリングを続行中。今までに、16回の海外ツーリングを企画し、計2313日、52万1500 km、124カ国を走破。バイクでの旅を通して世界の料理を食べ歩き、食文化研究家としても知られる。旅・食・温泉などに関する著書も多数。近著に「旅の鉄人 カソリの激走30年」JTB出版。峠から水系を見つめ、温泉に浸かり、郷土料理を食し奥会津の文化を語る。 2000年の4月1日現在、1557湯の温泉に入り、1328峠を越えている。

山田高司(やまだ たかし)
1958年高知県生まれ。四万十中央森林組合職員、NGOナイルの会代表、四万十高校「自然環境コース」講師。学生時代の1981年、南米三大河川のオリノコ・アマゾン・ラプラタ川をカヌーで縦断航行。西アフリカの大西洋岸セネガル川を出発点に、ニジェール川、ベヌエ川、シャリ川、ザイール川とアフリカ大陸を水路で旅すること3年余り、約一万キロの川旅も実施。1990年、大学の後輩たちと長江の源流下りをする。1991〜1996年、NGO『緑のサヘル』に参加し、アフリカチャドでの砂漠化防止の植林活動に従事。現在、高知県四万十川流域に在住。人呼んで、土佐系在日地球人。森・河・海のつながりからローカルの大切さを語る。

進行
長野亮之介(ながの りょうのすけ)
1958年、東京生まれ。イラストレーター。1981年にアラスカのユーコン河3600キロを筏とカヌーで下る。1994年メコン河源流航行隊の偵察隊に参加。チベットのメコン流域をスケッチ。国内では、全国各地の熱心な林業家を訪ねて歩く林業月刊誌「林業新知識」の連載が7年目に入った。


伊南村への行き方

〈車〉
[東京]―東北自動車道→[西那須野塩原IC]―R400→[上三依]―R121→
 →[早坂]―R352→[館岩]→[GOAL 伊南村 大桃の舞台]
  ※西那須野塩原ICからGOALまで約2時間

〈電車〉
[浅草]―東武鉄道→[会津高原]―バス→[GOAL 伊南村 大桃の舞台]
  ※浅草から会津高原まで約2時間。会津高原から伊南村まで約1時間

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜申し込み用紙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

地平線報告会伊南村実行委員会事務局 行

  TEL:0241-76-7715/FAX:0241-76-2979
  E-mail:
  〒967-0501 福島県南会津郡伊南村大字古町字舘跡998 伊南村役場内


    (ふりがな)

★名前:
――――――――――――――――――――――――――――――――――
★住所:
――――――――――――――――――――――――――――――――――
★TEL・FAX・E-mail:
――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



to Home to Hokokukai
Jump to Home
Top of this Section